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在宅医療について

在宅医療ステーションについて

当院は「機能強化型在宅療養支援病院」として、住み慣れた場所で安心して暮らし続けられるよう、地域に向けた在宅医療にも力を入れております。
現在、定期的な内科の訪問診療から複数の専門科による往診、緊急時の往診・夜間電話対応を行っており、必要に応じて入院治療を行うこともできます。24時間365日対応できる体制を整え、生活を支える多職種・事業所の方々とも連携を密に図りながらサポートさせていただいています。

■訪問診療と往診のちがい

<訪問診療>

定期的かつ計画的にご自宅・施設へ訪問し、診察・治療・療養指導などを行います。原則、月2回の診療にて対応しております。事前に契約やかかりつけ医の紹介状が必要となります。

<往診>

患者さまの急変など、突発的な変化に対して患者さま本人やご家族からの要請に 基づき、ご自宅・施設へ訪問いたします。内科訪問診療を利用している方の緊急往診から、専門科の必要性に応じた往診などを行います。

■特色

<専門科のみの利用が可能> 専門科についてはこちら(PDF)

他院の内科訪問診療を利用している方でも、専門科の往診は利用可能です。
地域の内科訪問診療の先生方とも連携させていただいています。
皮膚科や形成外科、泌尿器科など、専門医による診療を併用して利用することで、早期発見・治療が可能となります。

※専門科の診療内容
・形成外科:爪切り、爪のケア(白癬・巻き爪・水疱)、褥そうの処置 など  
・皮膚科:乾燥肌、脂漏性皮膚炎、帯状疱疹、おむつかぶれ など  
・泌尿器科:夜間頻尿、残尿感、カテーテル交換、尿検査 など  
・耳鼻咽喉科:嚥下機能評価(内視鏡)、耳垢(アカ)の除去、清潔保持 など
・眼科:目の充血、痛み、かゆみ、目ヤニ、糖尿病網膜症の有無、緑内障や白内障のフォロー など

<24時間365日、入院できる体制>

当院は196床の病室を有しておりますので、医師が入院の必要性を認めれば、夜間・休日等問わず、入院することができます。
検査入院から、リハビリ強化型入院、看取りなど柔軟に対応しております。

現在の診療内容

■ご利用できる方

お一人での通院が困難な方で、当院から16km圏内にお住まいの方。ご自宅での生活の方はもちろん、施設への訪問も可能ですのでまずはお問い合わせください。

■対象エリア

当院から車両移動でおおむね30分程度の範囲にある地域となります。

・倉敷市内(但し、児島・玉島地域は除く。詳細は、お問い合わせください。)
・岡山市北区・南区地域、総社市内でも訪問実績がありますので、お問い合わせください。

<診療日程表>

■内科

 
午前 -
午後 -

■専門科

< 診療項目 >
形成外科 午前 - - -
午後 - - -
皮膚科 午前 - - - -
午後 - - - - - -
泌尿器科 午前 - - - - - -
午後 - - - -
(月2回)
耳鼻咽喉科 午前 -
(月2回)
- - - -
午後 - - - - - -
眼科 午前 - - - - -
午後 - - - - - -

(2024.11月現在)

■ご利用までの流れ

<連絡> 在宅医療ステーション担当窓口までご連絡ください。(内科・専門科)
TEL:086-463-3777(直通)
FAX:086-463-6633(直通)

※訪問診療(内科)のご利用には事前に紹介状が必要となります。  
※初回受付票をダウンロードしていただき、ご記入後FAX送付にて受付も可能です。

<契約> 内科訪問診療をご利用の方は契約を事前に行います。

調整後、初回訪問日をお知らせします。
※お支払い方法:原則、口座振替となります。
他のお支払い方法をご希望の場合、お問い合わせください。 (クレジットカード払いはできません)

<訪問> 訪問日に医師・看護師等が訪問いたします。

※新規利用にあたっては、必要に応じて退院前のカンファレンスや担当者会議等に参加し、事前に各医療機関・事業所と柔軟に連携を図ることで、安心して診療が開始できるよう心がけております。

■ご利用料金の目安

  • 訪問診療
    月2回ご自宅に訪問する場合・・・約7,000円(1割負担の場合)
    (施設入居の方の場合は、費用が変わってきます。)
  • 往診
    初診:約1,500円(1割負担の場合) (自宅でも施設でも費用は変わりありません)

※費用は内容によって変動しますので、詳細はお問い合わせください。
※検査、処置、処方などがあれば別途料金がかかります。
※交通費は発生しませんのでご安心ください。 

自宅・施設で可能な医療行為

  • 糖尿病患者などの自己注射指導管理
  • 訪問点滴注射管理
  • 中心静脈栄養指導管理
  • 在宅酸素療法指導管理
  • 経管栄養指導管理
  • 尿カテーテルの管理
  • 褥瘡の管理
  • 悪性腫瘍の指導管理
  • 予防接種(コロナ・インフルエンザ・肺炎球菌ワクチン等)
  • ターミナルケア、看取り 等

※上記以外の医療行為についても、対応については個別検討をいたしますので、まずはお問い合わせください。

在宅医療ステーションの取り組み

  • 各診療科の特徴をまとめたチラシを作成しております。ご希望の方はぜひ在宅医療ステーションまでご連絡ください。
  • 在宅医療ステーションに関わる多職種と定期的なミーティングを行い、現状の課題や地域におけるニーズに対して柔軟な対応できるよう取り組んでおります。
  • 定期的な勉強会の開催を行い、在宅医療に関する知識や技術が得られるよう努力しています。職員間のコミュニケーションも大切にしています。
  • 在宅医療に興味のある方は、随時採用募集も行っておりますので、詳細についてはこちらをご覧下さい。

医療福祉相談

在宅医療をご利用の方の療養中の様々な困りごとについて、医療ソーシャルワーカーにご相談いただくことができます。ケアマネジャーや施設の方からのご相談にも応じています。在宅医療についてご質問やご不明な点などありましたら、遠慮なく医療ソーシャルワーカーにご相談ください。

※地域ケアセンター直通番号:086-463-8111

地域交流・研修会(地域の事業所向け)

「在宅医療スイートのつどい」にて、地域の事業所(医療機関・施設・訪問看護・薬局・ケアマネジャー等)の方に向けた講演会+交流会を定期的に行っております。
在宅医療を通して、包括的に地域を支えられるネットワーク作りにも力を入れております。 様々な事業所の方と交流できる良い機会にもなりますので、お気軽にご参加ください。

■過去の開催

開催日 開催回 テーマ 講師・演者
2023年 10月17日 第1回 倉敷スイートホスピタルが目指す在宅医療と地域における役割 倉敷スイートホスピタル
院長 松木 道裕
在宅医療の現場から 倉敷スイートホスピタル
在宅医療ステーション
科長 浦川 麻衣子
2024年 2月13日 第2回 褥瘡と栄養の関係
~在宅でできる栄養改善のコツ~
倉敷スイートホスピタル
栄養管理科
主任 後藤 京子
在宅での褥瘡対策とケアについて 倉敷スイートホスピタル
在宅医療ステーション
小谷 史佳
6月11日 第3回 在宅酸素療法について 帝人ファーマ株式会社
教育研修部 榊 雅紀 様
9月10日 第4回 看取りケアにおける訪問診療の役割とは
~施設・居宅での看取りケアを通して~
倉敷スイートホスピタル
在宅医療ステーション
野田 育美・三浦 麻衣
12月10日 第5回 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について 倉敷スイートホスピタル
地域ケアセンター
新名 早希子
★在宅医療に関わるお問い合わせ先:直通 086-463-3777